読書『東京會舘とわたし 上 旧館』

本の感想。

『東京會舘とわたし 上 旧館』辻村 深月

東京丸の内にある東京會舘を舞台にした小説(時代を追った短編集)です。

上巻は第一章の大正十二年から第五章の昭和三十九年まで。

丸の内には結構な回数行っていますが、東京會舘へ行ったことはありませんでした。

芥川賞・直木賞の受賞者の記者会見があるところ、現在建て替えのため、休館中ということはどこかで聞いたような・・・くらいの印象。

大正の創業、創業翌年に関東大震災で被災、再建後太平洋戦争中は大政翼賛会の本部に、終戦後はGHQに接収され、接収解除後はパレスホテルへ人員が流れ~と激動の歴史。

一番印象に残ったのは「第五章 しあわせな味の記憶」のクッキーです。

食いしん坊なので子供の頃は絵本、大人になってからは小説に出てくる料理やお菓子にめっぽう弱い。

しかも、こちらは実在の東京會舘のお菓子。

建て替え後の2018年の営業再開の際には行ってみたいとものすごく興味を惹かれました。

東京會舘の菓子は、「どこか懐かしい」という言葉で表されることがある。

常に時代の最先端の菓子を追い求めてきた勝目にとって、それは會舘にいた頃から、褒め言葉には聞こえなかった。

懐かしさ、というのは古びているということだと、受け入れがたい気持ちでいた。

しかし、現場を離れてみると、それは今、悪い言葉には聞こえなかった。

東京會舘の懐かしさとは、言い換えれば、変わらぬ、不器用なほどの真面目さではないだろうか。

第五章 幸せな味の記憶より

上記の文章を読んで、たしかに、心当たりがありました。

過去に時々いただいた高級お菓子の中に、懐かしい味のするものがあったなぁ、と。

例えば、マキシムドパリのナポレオンパイ(イチゴのミルフィーユ)。

物凄く良くできた家庭のお菓子の味というか、美味しいのだけど、ほっとするような、ハンドメイドっぽさのあるお菓子。

余計な添加物を加えず昔ながらのレシピで真面目に作られていたからなのかも、と今更納得しました。

上巻は激動の歴史、下巻はどうなるか・・・もう、図書館から借りてきているので、これから読もうと思います。

上巻は結婚式場、バー、持ち帰り菓子などにスポットが当たっていました。

下巻はレストランのエピソードなどあるでしょうか?楽しみです。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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