以前はリセットボタンを押すように物を買い替えて前に使っていたものは処分もせずにほったらかし。
実家の自分の部屋は物がどんどん増えていました。
もっと良いものがあったら買い替えればいい
「もっと良いもの見つけたら、買い替えればいい」と思っていました。
今使っているものが壊れてもいない、どこも傷んでいないとしても。
そして、前に使っていたものを処分もせずほったらかしにしている状態で「物を捨てていない=大切にしている」と勘違い。
リセットボタンを押すような(自分の買い物の失敗をなかったことにするような)買い物の仕方をしていました。
あるとき、夫の物への接し方を見て、この考えを改めました。
使いづらいビールグラス
結婚して生活用品を揃えた際、ビールと焼酎兼用のグラスを購入しました。
しかも「ビールの泡がたつグラス」なるもの。
底の真ん中部分が平らでなくぽこんと少し隆起していて、この部分で泡が立つとのこと。
「こんなのあるんだ~」と夫が感心して購入しました。
しかし、このグラス、泡が立ち過ぎた!!らしい。
私はお酒はほとんど飲まないので、よくわからないのですが、夫曰く「泡立ちすぎ、イクナイ」とのこと。
その時、軽く「じゃあ、それは置いといて、新しく買えばいいじゃん」と私が言ったのに対し、夫は「使えないわけじゃないから、ちゃんと使う。これが壊れたら次買うときはこういう造りのは買わないようにするよ。」と答えました。
安易に買って放置、だった自分を反省。
夫の答えを聞いて、ちょっと驚きました。
新しいのを買っても今のも捨てる訳じゃないし、と。
物が多い実家の部屋で暮らしていた時の私は安易に買って気に入らなければ放置していました。
ちょっと気に入らないところがある物を使い続ける辛抱強さも、心を痛めて処分するつらさも、どちらもスルーしていました。
なのに、「捨ててないんだから粗末にはしていない」とか本気で思っていました。
放置した使わない物で部屋はいっぱい、実家時代、物の多いごちゃごちゃした部屋になっていた原因は自分だったと反省しました。
真剣に選ぶ、大事に使う。
夫と暮らすようになってから、物に対するスタンスがだいぶ変ってきました。
また、物選びで失敗した際は「使い続ける」か「捨てる痛みにキリキリしながら処分」をするか、どちらかを選択するようになりました。
夫のその他のエピソードです↓