読書 騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編

内容のネタバレあります。

本の感想。
『騎士団長殺し第2部 遷ろうメタファー編』村上春樹 著

騎士団長殺しの第2部、読みました。

第1部の感想はこちら↓

読書『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』
本の感想。村上春樹著『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア』について。

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後半どうなった?

何かが起ころうとしているのだ、とその絵を見ながら私はあらためて感じた。

今日の午後まではあくまで予感でしかなかったものが、今では現実を実際に浸食し始めている。

それはもう予感でもない。すでに何かが起き始めているのだ。

秋川まりえの失踪はその『雑木林の中の穴』と何か繋がりを持っているに違いない。私はそう感じた。

後半の第2部、絵のモデルの少女、秋川まりえの失踪→主人公が騎士団長のイデアの助言に従い救出に向かいます。

途中まで、「あと1冊分は話が広がりそうな感じだけど、きちんと収束するのだろうか?」と心配していたのですが、きちんと収束しました。

過去作品と比べても、スパっとカットオフみたいな終わり方ではなく、ちゃんと終わっています。その点が良かったです。

印象に残った文章

本文中で印象に残った文章。

主人公の女性の年齢に対しての考え↓

たとえどのような年齢であれ、すべての女性にとってすべての年齢は、とりもなおさず微妙な年齢なのだ。

四十一歳であれ、十三歳であれ、彼女たちは常に微妙な年齢と向き合っているのだ。

この文章、妙に納得してしまいました。

10代、20代、30代、40代、みんなそれぞれ微妙な年齢でございます。

主人公と免色の会話から↓

「でもぼくはその前に乗り越えるべきものをまだきちんとのりこえていないのかもしれない。そういう気がするんです」

「試練はいつか必ず訪れます」と免色は言った。

「試練は人生の仕切り直しの好機なんです。きつければきついほど、それはあとになって役に立ちます」

とても、前向きな考え方だと感じました。

なるほど、なにか辛いことがあったら、そういう風に考えればいいのかな、と。

過去の自分に起きたことを振り返っても、そうかも・・・と少し思い当ることがありました。

上巻でイデアって何?と思っていたけれど。

下巻にイデアとはこんなもの、という答えがありました。

この小説内における、イデアとは↓

「ぼくが思うに」と私は言った。「イデアは他者の認識そのものをエネルギー源として存在している」

「そのとおり」と騎士団長は言った。そして何度か肯いた。

「なかなかわかりがよろしい。イデアは他者による認識なしに存在し得ないものであり、同時に他者の認識をエネルギーとして存在するものであるのだ」

イデアは観念=人の想いでもあるらしいです。

比較的読みやすい小説

村上作品の中では諸々の説明がきちんとされている小説かも。

免色さんの闇の部分については明らかになりませんでしたが、そこは想像力で補うのかな。

以上、大まかな感想でした。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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