本の感想。『乙嫁語り』9巻 親が結婚相手を決めるということ。

漫画の感想。
『乙嫁語り』9巻 森薫

楽天ポイント入ったら、買おう!と思ってたら発売後半年以上過ぎてました(汗)。

『乙嫁語り』は19世紀後半の中央アジアを舞台にした漫画です。
9巻はパリヤさんの恋が主題。

恋・・・と言っても親の決めた相手なのですが、これは恋です。
お相手のウマルさんのことが知りたくてジタバタする姿がとてもかわいい。

頼まれたお使い、「行ったら半日はかかる」道のりをウマルさんが送ってくれることになり、「こんな機会はめったにない」と意気込むも、意外と早く着いてしまってがっかりしたり↓

コマ引用元 乙嫁語り9巻より

「あっさり着いてしまった。こんなに近かったっけ?」

『乙嫁語り』9巻より

好きな人といると時間はあっという間ですね。

嗚呼、パリヤさんかわいい。

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正しい、正しくない、ではなく常識が違うというだけ。

「乙嫁」とあるように、色んなお嫁さんが登場します。

19世紀後半の中央アジアが舞台ということで、自分が知っている常識とは離れることも多く。この作品内では「結婚相手は親が決めるもの」となっています。

これはもう、絶対で、例えば3巻でスミスさん(イギリス人)と結婚の約束までしたタラスさん。

義母と叔父が結婚したことにより叔父が義父となってしまい、この義父の猛反対によりスミスさんと結婚できなくなります。

この事をスミスさんが他の現地の人に「こんなことが・・・」と語ったところ、みんなが一様に「父親が反対したらもう無理だよね~」とあっさりした対応で、スミスさんも「彼女は大人なのに??」と驚いていましたし、スミスさん側の常識(西欧式の常識)が刷り込まれている私ももちろん「ええええええ」ってなりました。

ただ、「親が相手を決めることはこの上もなく不幸か?」と考えた時、この本を読む前は、「そんなのもちろん超絶不幸だよ!!」と思っていたのですが、親が一生懸命我が子に合う相手を探しているところを見ると、恋愛に目がくらんで、すっごいダメ人間と勢いで結婚とかよりは後々幸せになれるかも・・・と思ったり。

不幸と決めつけることもないのかな~常識がちがうだけだな~と感じるようになりました。

※ただ、これも相手によるというか・・・アミルの妹は不幸になってますし(実際に漫画として場面は出てきませんが)、タラスさんも然り。

スミスのガイドをしているアリ、お金を稼ぐ理由は「結婚したいから」でしたが、ここでも、価値観違うな~と感じたのは、

西欧的考え方「特定の人と一緒にいたい→結婚」ですが、アリは「結婚したい→相手については誰でもいい」でした。

9巻の帯のパリヤさんのセリフもアリと同じ考え方です。

「私は結婚ができればそれでいい。

でも、この人が相手だったら、たぶんもっといい」

『乙嫁語り』9巻より

読みながら、こんな風に割り切って結婚した方がうまく行くのかな~なんて考えてみたり、いや、でも、それもちょっと寂しいな~と思ったり。

苦手なことを絶対にやらなきゃならないのはしんどいかなとは思う。

この作品中に出てくる「布支度(ぬのじたく)」。

お嫁に行く娘が新居用のファブリックをすべて用意しないといけないのです。

しかも、ただ、布を用意するだけではなく、それぞれに刺繍をほどこさねばならぬという・・・これ、手芸が苦手な人にとっては地獄だと思う。
刺繍が苦手なパリヤさん、周りの和気藹々ムードに反して、ものすごい顔で刺繍してます↓

コマ引用元 乙嫁語り9巻より

あと袋物と敷物と上着と布団飾りに座布団に、このあとは壁掛けで親戚を呼ばなきゃならないし、まだまだあるわね。

とにかくそろえないとお嫁に行けないのだから、がんばって!

いざとなればお母さんも手伝うわ!

『乙嫁語り』9巻より

パリヤさんのお母さんのセリフです。

ゾッとします。これ全部、作るだけじゃなく刺繍ですから。

特に苦手と感じていない私がゾッとしているということは、いわんや苦手な人をや、というところ。

一旦パリヤさん編は終了らしい

次巻からはアゼル(アミルの兄)、スミス+アリのコンビ、アミルとカルルクのお話になるようです。

だいたい1年スパンで新刊が出ているので、次の1月くらいに続きが読めるかな~と期待しています。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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