本の感想。大奥15巻です。
漫画『大奥』について
実写映画化(八代将軍吉宗を柴咲コウさん、五代将軍綱吉を菅野美穂さん)もされている有名な作品です。
男女逆転してるけど、事件などはそのままなのでめっちゃ勉強になる。
この漫画、めっちゃ勉強になります。
その当時の将軍と側用人や老中、起きた事件などがきちんとワンセットで頭に入ってくるんです。
この漫画を読むまで、徳川十五代将軍ってきちんと覚えてなくて、江戸時代に起きた事件などもその事件名は聞いたことあるけど、いつの時代かあやふや・・・みたいな。
そもそも、学生の時に学校の先生に「徳川十五代で覚えておく必要があるのは初代、二代、三代、五代、八代、十五代だけ」と言われ、そりゃあ、間がいろいろ抜けるわけで(汗)。
それが、きちんと全部頭に入ってきます。
特に十代将軍家治と松平定信(この二人はいとこ)と老中田沼意次の関係とか、あやふやだったところがかなりクリアになりました。
15巻は
15巻は十三代将軍家定~十四代将軍家茂へ。
家定と篤姫(この漫画では男性、胤篤)の仲の良さよ・・・
家定 「瀧山」
瀧山 「ははッ」
家定 「何じゃ さっきのは!! 裃じゃ裃!!御台のあれ!!あれは何じゃ!!」
瀧山 「・・・御台様におかれましては これから来る夏に備え 涼しげな裃を身に付けたいとの仰せにございました」
「では 某はこれにて」
家定 「こら待てッ!!」
「・・・御台が 御台がすこぶる良い男振りであったゆえ いかがしたと 言うたのじゃ 私は!!!」
『大奥』15巻より
胤篤が新しい裃を仕立てて、家定と会った時のエピソードです。
本人(胤篤)の前では着物を褒めることもなくスルーでしたが、離れたところで瀧山(大奥総取締)に「すこぶる良い男振りでいかがした」って・・・本当にかわいらしいです。
家定「そなたが好きなのだ」
「やっと申せた・・・」
胤篤「私も上様の事が大好きでござりまする」
家定「うん」
『大奥』15巻より
幼少の頃より味方と言える家族もなく、辛いことが多かった家定。
15巻は幸せなエピソードが多くて、「よがっだよ~」とひとり感動。
後半では和宮の降嫁からの衝撃展開!!
良い意味で予想を裏切られました!次巻は2018年の秋ごろとのこと、どうするの?どうなるの~!?