本の感想。『まぬけなこよみ』津村記久子

本の感想。『まぬけなこよみ』津村記久子 著

こちらは平凡社のウェブ平凡に連載された歳時記エッセイです。
一つ一つのエッセイの終わりに二十四節気と七十二候の情報が小さく載っていて、そちらも楽しめました。

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津村さんといえば共感。今回はじゃがいも。

津村さんの本は小説であれ、エッセイであれ、いつもなにかしらに共感してしまうことが多く(私だけ??)。

今回は「じゃがいも師匠」というタイトルのジャガイモについてのエッセイが気になりました。

三日に一回ぐらい言ったり書いたりしているような気がするが、じゃがいもが好きだ。

「じゃがいも師匠」より

という文章に共感。

じゃがいも・・・好きだ!

児童文学のじゃがいも

そして、下記引用のこちらの文章・・・私も同じように思っていることがあり、驚きました。

わたしの人生の中での最高においしそうなじゃがいもは、小学三年の時に読んだケストナーの『点子ちゃんとアントン』で、アントンが作る晩ごはんとして出てくる「塩じゃがいも」である。

私も同様に人生の中で最高においしそうだと思ったじゃがいもは、本に登場したもの。

小学生の頃に読んだプロイスラーの『大どろぼうホッツェンプロッツ』に登場する悪い魔法使いペトロジリウス=ツワッケルマンの好物のじゃがいものからあげです。

絵本や児童文学に登場する食べ物の魅力は異常。

夏の悪口が過ぎる(でも共感しかない)

夏が苦手なところにも共感でした。

人って夏派と冬派に分かれている気がします。

我が家では夫は断然夏派なんですが、私は断然冬派(食べ物は腐りにくいし、虫はいないし、重ね着すれば快適に過ごせるし、温かい飲み物がおいしいし、メイクも崩れないし、空気も澄んでるし・・・冬最高)です。

それぞれの季節に良いところがあるけれども、気候は秋がいちばんありがたい。そのままじわじわと冬になるだけだからだ。

春も悪くないけれども、忍び寄る夏の気配が恐ろしい。いやむしろ、夏はがぶり寄ると言ってもいい。

夏は足音がでかい。夏だぞ!暑いぞ!照射するぞ!むしむしもするぞ!わしに備えろよ気を遣えよ!捕まえるぞ!どこに隠れても逃がさないぞ!ぐはははは!

夏は嫌いを通り越して怖い。夏が人なら一生会いたくない。街ですれ違いそうになったら顔を伏せる。テレビに映ってもチャンネルを変える。

夏の悪口が長くなった。

「秋の夜長を待ち望む」より

もう共感が過ぎる。

共感しかない。

そうなんです、夏は嫌いを通り越して怖いんですよ。

気象庁の長期予報が「猛暑」だったりすると、個人的に震え上がるほどの恐怖を感じます。

七十二候を楽しみました

最後に、各エッセイごとの終わりに乗っている二十四節気と七十二候を楽しみました。

個人的には七十二候の「半夏生」という言葉、名前だけ知っていて意味がよくわかっていなかったのですが、このエッセイの「浅いプールと深いプール」の終わりに「七十二候=半夏生(カラスビシャク[半夏]が生える時期、の意)」とあって、やっと意味がわかりました。

本家の平凡社の歳時記アプリ「くらしのこよみ」もちょっと気になってきました。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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