本の感想『罪の声』塩田武士 著

本の感想。
『罪の声』塩田武士 著。

グリコ森永事件をモデルにした小説です。
アメトークの「読書芸人」の放送で紹介されていました。

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「グリコ森永事件」って聞いたことあるけど・・・

事件名を聞いたことはあるんですが、「どんな事件なのかイマイチ記憶ないなぁ、お菓子に毒入ってたんだっけ?」くらいの印象でした。
小学生にもなっていなかったので、事件の記憶が非常にあいまいです。

読んでみて初めて、関西で起きていた事件と知りました。
また、お菓子に毒混入どころか、社長誘拐事件まであったとは・・・驚きです。

物語の始まりは主人公の男性が入院中の母親に頼まれて父の遺品から探し物をした際、手帳とカセットテープを発見

テープを再生したら場所を指示する子供の声(主人公は子供時代の自分の声と気づきます)が入っていた

ネットで調べたら「ギンガ萬堂事件」(小説では「グリコ森永事件」を「ギンガ萬堂事件」と言い換えています)の脅迫に使われた音声と一緒

主人公は動揺しながらも、父の親友と共に過去を探っていく・・・という内容。

俊也がラジカセに触れようとしたとき、再びあの鼓膜に響くような「ブチッ」という音がした。

「ばーすーてーい、じょーなんぐーの、べんちの……」

風見しんごの曲を歌っていたのと同じ、幼いころの自分の声だ。

「きょうとへむかって、いちごうせんを……にきろ、ばーすーてーい、じょーなんぐーの、べんちの、こしかけの、うら」

テープが切れた。

「何やこれ」

ミステリーでありながら「犯人を究明して終わり」ではない。

実際の事件に使われていた「子供の声」、その子供たちは?犯人は?目的は?

テープの子供の声が自分の声と気づいた主人公と年末企画として事件を再度取材する新聞記者の視点が交互に折り重なってストーリーが展開します。

前半は表れては消えて・・・点のような事件の断片からの後半怒涛の繋がり&展開です。

ミステリーでありながら犯人を究明して終わり、ではなく、過去の重苦しい犯罪を見据えつつ、ラストの方の未来につながるいろんなことが読者としては救いになりました。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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