なぜ貯蓄ができないのか?身の丈より高いものを買ってしまうのか?『幸せとお金の経済学』感想

本の感想。『幸せとお金の経済学』ロバート・H・フランク 著。

「地位財」と「非地位財」に興味があったので借りてみました。

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なぜ、人は身の丈より高いものを買ってしまうのか。

時計、車、バッグ、靴、財布・・・必要以上に高いものを買ってしまうのはなぜなのか。

本書では↓のような解説がありました。

支出が能力を示すから

特定の労働市場では、収入と能力に強い相関関係があります。しかも目に見える消費と収入にも強い結びつきがあるので、目に見える消費というのはあらかた効果的な能力の指標になります。

お金をたくさん使う=収入がたくさんある=収入を得る能力がある

という図式です。

消費額によって能力をアピールできる→つい、身の丈よりもお金を使ってしまう人が増えるということらしい。

・・・なるほど。

なぜ貯蓄がなかなかできないのか

貯蓄も外部から把握できないため、軽視されていると予想されます。

消費がストレートに周囲に能力をアピールできるものだとしたら、貯蓄は・・・周囲にわかりづらいです。

そもそも、たくさん貯蓄できていても、本人が周りに言わない限りその成果をアピールする機会もありません。

自分の評価に直結しないためモチベーションが保てない。それが、貯蓄がなかなかできない原因の一つ。

単に外部からわからないという条件だけが、貯蓄の重要性を決めるわけではありません。

行動経済学の最近の研究では、従来の経済学による予想よりも、将来の費用や便益を大幅に割り引く傾向が確認されています。

また、将来「こんなに費用はかからないだろう」「貯金しておいてもそんなに利益にならないだろう」という、将来についての甘い見積もりも貯蓄ができない要因のようです。

人から「あの人はお金持ち、能力がある」と判断されるのが「どれだけ貯めているか?」ではなく、「どれだけ使っているか?」で判断されやすいが故、不必要な出費をしてしまう傾向にあるようです。

他人から見えづらいものにこそお金を使うと幸せになれる

たとえば豪邸や高級時計を欲しい理由が、自分の社会的立場を示したいだけなら、ほかの手段で評価されるように仕向ければ良いのです。

どれだけの豪邸を建築できるかではなく、どれだけ貯蓄できるか、どれだけ慈善活動に寄付できるかが重要だと思わせます。

そのほうが社会的にも大いに生産的です。

誰かが消費額を上げることで周囲も上げざるを得ない状況を軍拡競争に例えて、みんなで消費を抑えて、その分を貯蓄に回すと幸せになるよ~という内容でした。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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