家庭の事はすべて母親の責任?「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす。

予備校講師、林先生の番組で紹介され、興味をもった一冊です。

読んでいて、今まで(今現在も進行形で)「家事や育児は母親の責任」という圧が続いていることについて書かれた一冊です。

そして、この「家事や育児は母親の責任」という考えを主導してきたのが国であるというデータについても書かれていて興味深いです。

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女は家事ができて一人前という考え

日本では「女は家事ができて一人前」という考え方が男女ともにある。とありました。

たしかに!料理のできない妙齢の男性は責められないけど、女性はめっちゃ責められる。

某テレビ番組の街中で若い女の子捕まえて料理名だけ提示して料理を作らせる(失敗したり変なものを作ると、スタジオの男性陣があざ笑う)という不快な企画も、料理を作らせる対象は常に女性です。

そういえば、雑談で「得意料理は?」って女性は訊かれることあるけど、男性は皆無ですね。

おそらく手を変え品を変え、小さいころから念入りに「女は家事ができて一人前」が刷り込まれているのでしょう。

「○○だと悪」という思い込み

家事は「きちんと」ちゃんとやらないと、家庭機能が低下する、子どもがちゃんと育たない。

そのメッセージの裏に「女性の家庭内の無償労働をいくらでも使える資源と位置付けてきた戦前の経済体制を維持」しながら、武力ではなく経済で世界にのし上がろうという政府の意図があったのだろう。

そう考えると、昭和30年代から繰り返し発信される「家事はきちんと」なんていうものは、無視してしまってよいのだ、と思えてくる。

そんなことは、個々の家庭で、こなしていける範囲で、核家族内で分業すればよいだけの事なのだから。

この本を読んで、家事を

・男性にやらせるのは悪

・外注するのも悪

・きちんとやらないのも悪

みたいな刷り込み(というか暗黙の常識のような・汗)が自分にもあることに気づきました。

外注は悪?

どんなに忙しくても、外注しようものなら罪悪感は避けられません↓

「買ってきたものを並べたり、お弁当で済ませたりすると、楽したっていうのと同時に、あぁ、手抜きしたって思う。手抜きっていうかズルしたな、っていうきもちになる」

~中略~

家事と育児と仕事に追い回される彼女たちが多少手を抜くことのどこが「ズル」何だろうかと思うが、実際にはズルや手抜きは容認されにくい。

・外食=悪

・買ってきたお弁当=悪

・冷凍食品=悪、という思いがあります。

外食=健康に良くない、家庭での手作り料理=健康に良い、というわけではない。

「どこで」食べるかではなく「何を」食べるかが健康を左右するとのこと。

言われてみればその通りです。なのに、なんか「外食=悪」というか居心地の悪さは感じさせられてしまう。

共働きでも家事&子育ては妻の仕事?

「家事育児は妻の仕事」という考え、共働きの夫婦でもそうだったりします。

奥さんも働いているのに、家事は基本、妻の仕事で子供の世話も基本妻の仕事(夫は「お手伝い」をする)みたいな。

これ↓、『深夜のダメ恋図鑑』という漫画のエピソードなんですが、「奥さんの帰りが遅くて料理が手抜きで、子育てでボロボロで女としての魅力が無い、その点君は清楚で女の子らしくて・・・」みたいなことを言われた女の子が相手の男性に言い放った言葉です。

『深夜のダメ恋図鑑』 3巻より

『深夜のダメ恋図鑑』3巻より

「葉木さんて、つまり何もしてなくね?」

こんなのが案外まかり通るのが日本。

専業でも家事プラス子育て全部って辛いのに、共働きでこれを押し付けられたら地獄です。

分担でリスク回避

会社で考えるとわかりやすいですが、「担当者が一人だけ」の仕事というのは、その一人の担当者に何かあったら、とたんに立ち行かなくなるリスクの高いこと。

家事を全部女性がやっていると「何もできないおじさん」のいっちょ上がり

なまじっか「家事大好き!全然苦じゃないよ☆」という素敵な女性がいたとしても、それで将来出来上がるのは「妖怪 家事何にもできないおじさん」です。

そんなもの製造して、家事好き女性が先に亡くなった日には、また新たな修羅場ですし(子どもに迷惑がかかるor子どもがいなければ周りに迷惑がかかる、本人もツライ)、家事好き女性が病気や不慮の事故で入院となったときにも安心して治療に専念できるように、家族全員家事全般できる方がいいですね。

共働きで家事分担のスタイルが低リスク

それぞれの家庭に合ったベストなスタイルをそれぞれが選択すればいいと思いますが、個人的に「共働きで家事分担」が一番リスクに備えられている気がします。

少なくとも、「性別で役割を完全固定」する必要はないかと。

そろそろ、女は家事ができて当たり前という呪縛から、男も女も離れてもいいのではないだろうか。

女が家事ができないことは恥ずかしいことでもなんでもない。

できません、と言って誰かに手伝ってもらえれば、気持ちも体もずいぶん楽になるのではないだろうか。

そんな事例を思いつくままに集めてみたのが本書である。読んでいただいて、そんなに真剣に家事をしなくてもいいかと思う人が増えるといいなあと、密かに期待している。

できないこと、苦手なことは家族に頼っていいんだなぁ、と。

「分担するのは悪いことでもなんでもなく、当たり前なことなんだな」と改めて感じた一冊でした。

ちなみに今回のエピソードが載っている『深夜のダメ恋図鑑 3巻』はこちら↓

本日もお読みいただきありがとうございます。

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