本の感想『ディス・イズ・ザ・デイ』

本の感想。『ディス・イズ・ザ・デイ』津村記久子 著。

年代も性別もバラバラなサッカーサポーターの小説です。

短編が11話で、登場するチームとサポーターがお話ごとに変わります。

私自身はサッカーの試合を観に行ったことはないのですが(もっぱら家族で観に行くのは野球の試合でした)、読んでいてとても楽しそうで、一度行ってみたくなりました。

サポーターの心情の描写がリアルでした↓

どれだけしょうもない試合をしても、でも最終的に勝つところをどうしても見たいと自分は思っていたのだ、とヨシミは気が付いた。

~中略~

改めて、わけのわからない気持ちだと思った。なぜ縁もゆかりもない、勝ったからといって自分に何の利得もないこのチームに、どうしても勝ってほしいと思うのか。

さんざん点を取られた後に、ああこのまま負げっぺかとへだってる時にいきなり点が入るというあの感覚が忘れられね、と司朗は言う。

全身の血がふっと足に落ちて、しかし同時に体が浮かび上がるような感じなのだそうだ。

楽しそう・・・とても楽しそう。

個人的にはJリーグどころか日本代表の試合も観ない、非サッカーファンなわけですが、なんだか一度スタジアムに観戦に行ってみたくなりました。

この小説で特にいいな、と思った一節は、第7話「権現様の弟、旅に出る」の

あらゆる僥倖の下には、誰かの見えない願いが降り積もって支えになっているのではないかと、荘介はこの九か月を過ごして考えるようになっていた。

というところ。

とても素敵な考え方だと思いました。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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